胸にしこりが出来てどんどん大きくなるので病院に行かれ、「がんの疑いがあります」と言われて精密検査を1週間後に約束された時ご来店下さり、初めてのご来店から今までの過程を書いてくださいました。


神武先生にはかれこれ9年くらい、いつもピンチの時に助けていただいています。気功師はたくさんいらっしゃいますが、私が神武先生を好きなのは、志が高く謙虚で、常に世界のこと、自然のこと、動物のことを気にかけていらっしゃるからです。そしてもちろん、気功師として長年の実力と実績がおありになるのは、一緒にレッスンをするとわかります。
実は頭の固い私は気功は全然信じていませんでした。先生との出会いは気功ではなく、最初は足に怪我をして抗生物質で薬害に苦しんでいた時、びわ温灸をお願いしました。ふとある時、「少しだけ気功を試してみていい?」と言ってくださり、身体に血が通いふんわりと優しい気持ちになったのを覚えています。
ハードな仕事で疲れ切ってエネルギーがなくなった時に本格的に気功をしていただくと、自分でもびっくりするくらいエネルギーが出て、「これは自分で維持できるようにならなくてはだめよ」とも言われ、それもそうだと思い気功教室に通うようになりました。
途切れ途切れのレッスンでしたが細々と続けて初心者コースから次のコースへ移り、自分でもそれなりに気を感じエネルギーのコントロールが少しはできるようになったと思っていました。
ところが、コロナのこともありしばらく先生のところへお伺いしないうち、また無理をしすぎていたのかもしれません。胸にしこりが見つかりました。はっきりした検査結果はまだですが、もともと病院やお医者さんが苦手な(というより怖い)私は、検査に行って「癌の疑いがあります」と言われただけで、もう不安でいっぱいになりました。多くの人がそうだと思いますが、病気になり一番つらいことの一つが、心の持ちようです。
ところが運のいいことに、その少し前にふと先生にレッスンをお願いしようと思い予約をさせていただいていたので、病院の後すぐに久しぶりにお会いすることができました。2年ぶりと思えない、すぐに打ち解けたお話をしてくださった先生に、それだけで安心を覚えました。まず座ってすぐに、「あなたは気功をやっていたからもうわかると思うけど、これまでの在り方を振り返ることも大切よ」と言っていただきました。その時ピン!ときたのですが、実は自分でも、内省・反省していたところでした。
身体をおろそかにして家のこと仕事のことを優先させてきたこと。
「自分はだいじょうぶ」と根拠のない過信をしていたこと。煩わしいことや面倒なことを後回しにし、自分の好きなことを優先させてきたこと。自分のペースや好みを実は家族や同僚にも押し付けていたこと。尊大な気持ちになって、何でも「人に言ってもわからない」といろんな思いを一人で胸にため込んでいたこと。
だからいずれにしてもそれは反省して、これからは違う生き方をするのだ、と思いました。この考えの転換は、2日ほどでやってきて、すぐに先生から同じように「振り返り」の大切さを教えていただき「ここに来て正解だ」と思いました。向き合うのがつらい気づきでもありましたが、先生に気功を教わっていなかったらこれほど早く気持ちの切り替えはできなかったかと思います。

   ————-続く————-

続きがありますが長くなりますので明日その続きを載せますね。

よく、立派に咲いてくれてますね。