今日おいでになられたお客様は奥様のお父様でした。
脳梗塞で少し入院されましたが、早い退院で事なきをえられたのでした。

御年88歳、元気なお姿で一人でしっかり歩かれ、どこにも後遺症などみられません。膝も軽く上げられますし、状態も完璧です。
お家では広いお家のお掃除は61年間奥様にはさせず、ご主人がされてるそうです。
なので、これだけ足腰がしっかりされてるのですね、体の検査では73歳の方の体力と同じだったそうです、本当に感心しました。

それだけに、今まで健康一筋でいらしたばかりに、今回の病気には心底落胆され「元のような元気に、楽しい気持ちで過ごせるようになりたい」との思いでおいでになりました。

表面的にはお身体も話し方も異常なしなのに、気持ちが落ち込まれたのにはちゃんと原因がありました。

気功施術してわかったのですが、お身体の冷えが特に強かったのです。
勿論体温を上げる温熱マットをガンガンに熱くしましたが、それでも「熱くなくぬるい」との事。
上半身は熱くなられても、膝から下は冷たく気功施術した気のエネルギーは膝から下には流れてないことになります。

気功施術が効かなかったことは今までほとんどないので、原因がどこかにあるはずだ、と考えながらしばらく汗が出るまで寝てもらうことにしました。

しばらくすると、「汗が出てきた」といわれましたので、先ほど冷たかった膝から下をさわると、ポカポカになっていました。
これで気のエネルギーも通ったことになります。

何故気功がすぐ、足まで流れなかったかというと、冷えすぎた体には気は流れようにも流れないのです。
無理して流しても、ほんのわずかずつしか流れず、長時間の気功になります。
なので、温熱マットの上で氣功をすればわずか15分で十分なんです。

やっとお父様の嬉しそうな笑顔が見れました。
笑顔がでれば、まずは安心です、先ほどのお元気のなさは嘘みたいになくなられました。

最初は遠隔療法を希望されたのですが、脳梗塞の直後のお体には、見て確かめないといけないこともあり、いつもお引き立てを頂いてるお客様に責任を持った施術をしたいと思う気持ちだったので、来て頂くようお願いしたのです、その時は県外の方だとは知らずに。

ご主人が県外迄奥様とお迎えに行かれ、ずっとご一緒にここまで付き添われてこられました。
お父様はご自分の体の事より「娘夫婦がよくしてくれます」と心からの感謝の言葉をいわれたのでした。

私はこの言葉で、病気は心配ない、とはっきり確信しました。
本来「病気は心から・・」と思っています、だからこんな心がけの方は病気になるはずがないのです。
今回の発病は「これから体を大事にしていくように」との警告だったのではないかと思います。

確かに体の冷えはその警告だろうと思うのです、もしその冷えを改善させなければ、免疫も弱めたままの体は危険をはらんでいますね。
そして、私も又その回復法をお父様の体に発見したのです。
それを今後実行して頂ければ、冷えはその場で解消出来ます。

お家に帰られても、それをご夫婦が練習まで一緒にされたそうです。
実際それを私と一緒にされた時、足が真っ赤にその場でなられましたので、
お父様もやる気満々で気力も戻られた気がします。

でも、お父様にとって、こんなに寄り添ったお二人のお世話がどんなに嬉しいことだったかと思います。
お帰りになった後奥様からのメールには
「父が元気になるまでなんでもしてあげたいと思います。」
「主人が快く父を連れにいってくれるので私は感謝しかありません。
ありがたいことです。」とのお言葉。

すべて感謝が基本にあるお客様でした。

夕方7時は過ぎてましたが明るいピンクが・・。夕方は閉じてしまうお花。