週に1度びわ葉温灸にこられるガンのお客様ですが、ご自分の治療方針をしっかり持ってらっしゃいます。
それこそ、1番大事な事だと思います。
抗がん剤にしろ、悪いと思っててもする時はする、しかし東洋医学も必要だと思う時にはする、という具合に。
その結果においては、自分で決めたのだから悔いはない、という覚悟をお持ちだからだと思います。

おいでになった時「今日はどこをしましょうか?」とお聞きします。
「背中が痛くて」と言われて背中を致しましたら、背中はもぐさの通りが良く、
その下の臓器の方が時間がかかりました。
ご自分でももぐさの時間がかかる所とすぐ熱くなる所の違いに気がつかれたようでした。

前回までは、お帰りの時お靴をはかれるのに、しにくそうでした。
一応ガンの痛みの方が施術は主になってましたが、前回は「足がこんなに腫れて靴はくのが・・・」
と言われたので、その腫れを取る事もやってみました。

そして、今日は「足の腫れがこんなに、治まりました」と見せられ、帰りの時はすっと履かれ、
施術後の感想はあまり言われないほうですが、今日は、「背中も痛くない」とはっきり言われました。

でもあんなに腫れてらした足の甲が1回でひっこみ、1週間後まで戻らなかったと言う事は、この方のお体が
良いということになります。
この点びっくりしました。