昨夕5時過ぎに雪がやんだので外に出ましたら、ビルとビルの間が切れる所で、道路から1直線に海風が・・・その強さにびっくりしました、室内にいると雪への関心だけで風の強さなどきずきもせず・・。
私は、その強風に抵抗するすべもなく街路樹まで引っ張られましたがかろうじて転倒は免れました。

ほっとして、ふと前を見るとヒールのある靴をはかれた中年の女性が吹き飛ばされて、両足ともすくわれ、もんどりうって転倒なさいました。
一緒に歩いてらした方は年配の方で、名前を呼びながら起こそうとされていましたが、腕を引きあげていらしても体は動いていません。


びっくりして、近寄って一緒に抱き起そうにも大きく曲がった体はすぐ動かせませんでした。
でも意識は確かでしたので、非力ながら気の力を借りてゆっくり肩から抱き起しました。

すると落ち着いてその方は私の肩をつかまれたまま、まっすぐ立ち上がられ私の顔をじっと見られ「顔が、痛い」と一言。「大丈夫ですよ、どうもなってません、ちょっと打たれただけですから打ち身はすぐなおりますからね」

その時頑丈そうな男性がじっとそばにたってみてらっしゃるのに気が付きました。
「大丈夫ですか何かおてつだいは?」と言われましたので
強風はまだ酷く女性一人では立てない位でしたので、その男性に風よけのある所までこのお二人を送っていただくようにお願いして、私も43.5㎏の吹けば飛ぶような体ですから風を避けられるようビルの陰を選び一回りして無事戻りました。

このように人間ってどこかで、いつか助け合うようにできてるんですね。
そばにいらした男性も中年とはいえ、女性の体に手を差し伸べるのを躊躇されたのではないでしょうか?
毎日のニュースでは、あまりにも理解しがたい事件が多く、うっかり、人助けするにも勇気がいるようになりますね。

断続的に降り続ける雪「ベランダまで入ってきました
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