この頃の私は以前のように一方的に私だけで良くしようと思わず、お客様にご自分の体が現在どんな状態か、病気の原因、どうやってそれを訓練していくかに変わってきました。
もう、体力的にたくさんの方達を施術出来る時は過ぎました。
毎日来ていただくことは私の方が無理になってきてます。
そのためにはどうしてもご自身の努力で加勢していただくことが必要なんです。
そうすれば私の気功施術回数は少なくて済みますし、今後の病気ケガも段々自分で治せるようになってきます。

昨日も気功教室の方でしたが「今日は足の指導できました。」と言われ私の方がキョトンとしました。
「気功の練習をしていると、今までは感じなかったのに、痛い所が出てきたりして、本当は悪い部分にきずかずにきたのではないか」と思われたそうです。
気功の感性はこのように、「どこかおかしい」と何となく感じれるのです。

初めてこの方の体をさわらせてもらうと、肩甲骨の片方に大きな塊がありました。
残念ながらその部分まで手が届かれず、ご自分では全くわかられていませんでした。
痛くもないので気が付かなくても当たり前ですが、このような部分は現在の体のどこかにつながっているのではと思います。

「膝がどうかすると痛く4年前に足首捻挫した時のがまだよくなってないような感じがする」そうです。
とてもスタイルが良くお顔もお綺麗で前から見ると姿勢も良く見え、とても柔軟なお身体に見えます。
今から年齢に負けない体を維持していただかないと、この素晴らしいお身体が勿体なさすぎます。

女性の場合は年齢とともに痛みに気づかぬままに背中のしこりが大きくなりそれを支えるために曲がってくるケースもあるようです。
それも年数をかけてきますので曲がってからきがつくようですね。

この方の場合はまだ、そんな進行はしていません、ご自分で体のSOSをキャッチされて未然に防ごうとされてる段階ですから。
その為に足への注目、正解です。

気功は姿勢の曲がり、骨盤のずれ、緊張による体の硬さと密接につながってます。
体の悪い部分を教えてくれるのも気功であり、それを治していく方法も気功なれば無理なく、自分のペースでやれて簡単でもあります。
すぐ、結果を焦りたくなりますが、1生かけて徐々にする位の気持ちの方が精神的にも楽です。
実際には、1生かかりません。体の緊張、心の安らぎが安定して出来るようになれば体が柔らかくなり、何もしなくてもきれいに整うのが気功です。

現に私は運動はからっきしダメで、本当に逆上がりも跳び箱も走るのも、腕立て伏せなんて今もって出来ません。
そして本ばかり読んでてて姿勢は悪くやせてても猫背でした。
ストレッチもほとんどせずですが、気功をするのに、体はそう不自由がありません。
私と比べたら、皆さんは私の子供の年代ですから、もっと条件に恵まれて出来るはずです。

昨日の方が良い例ですね。
昨日猫ちゃんを元気に気功で回復させられた方が「どんな病気でも治ると思った方が良いですね」
と言われたのは、まさに実感のお言葉ですね。

DSC_0394