ご主人が脳梗塞、心筋梗塞で手術も決まっているとのことで、奥様からご相談があったのですが、「そこに連れて行きたくても行く人じゃないんです、頑固な人で」と言われましたので「手術しても根本原因は解決してませんから再発もないわけではないですね」という私の言葉にも同感されました。
「もう一度、説得してみます、明日遅くだったら空きがあるんですね、駄目だとは思うんですが」
と言われたので、「案外行くと言われるかもしれませんよ」とよくある過去の経験から言いました。
翌朝電話があり、「朝起きるとあっさり行くといってます、一晩考えて返事する、と寝る前は言ってたのに」

暑い暑いと言われるのを、温熱宝石マットに寝てもらうと、「暑いけど」と言われながら先ほどの汗はどこへやら。
片方の手が上がらなくて、お一人で洋服の脱ぎ着ができない状態でした。
頭だけの施術でしたが、上がらなかった腕はちゃんと上がり、お一人で着替えられました。

この奥様は、すでに17年ほど前に当方のインストラクターの資格をお持ちでした。
このご一家が全員エネルギーの強い方ばかりなのも存じてましたので、簡単に気は流れ、腕があがったのだと思います。
本当は奥様の気でも十分治せるはずなんですが、ご主人が素直になられなかったのでしょう。
夫婦間にはありがちなことです。