シャンボール大名のエレベーターから出入り口までは、足の不自由な方には長い距離です。
当方のお客様は例外なく、車イスをお借りしていますが、杖をついて1歩歩くたび、立ち止まられながら、ふらついて、お一人で歩かれている方がいらっしゃいました。
ここの住人の方かと思いましたが、ゆっくり歩かれるのはいいのですが、バランスがくずれかけられるのがあぶなっかしそうで、おせっかいでもいいと思って、「腕に寄りかかってください」と声をかけました。

寄りかかられて、びっくりしたのは、その重さです。
玄関外に待ってるタクシーまで、行かねばならないのですが、気の毒そうに私に「初めてここにきたものですから・・・このマンションにこの足の治療できたのですが」と言われます。

治療してこの状態では・・・と心で思いましたが、もうすぐ玄関につく頃、寄りかかられてた腕が急に軽くなりました。
「あら、まっすぐ立てる」と言われたかと思うと、「歩ける」と私と腕くんだまま、立ち止まらずに足が出て無事タクシーに届きました。

帰ってしばらくして、私の右腕がとても痛くなりました。
この痛さは気功施術で経験する痛さと同じような感じでした。
そして、はっと気がついたのは先ほどの方でした。

でも、それは15分位すると、取れるものですから、喜んでタクシーに乗られたお顔を思って、気になりませんでした。
気功施術をする時、お客様の痛い所が瞬間的に伝わることがありますが、それは波動が私に移動して同調するためで、すぐ取れるものです。

波動は分け隔てがなく、その性質は不変なんですね。