お止めになったのだろうと思ってた初級コースの方が、半年振りに、気功教室に来られました。
この教室は、途中でやめる時も1回限りでやめられても自由で、通知はいらないようになっております。
申し込みの予定をされた時のキャンセルだけは、して頂けばありがたいですが、それも、しなくてもいいようになっております。

私の頭は記憶がいつも、不確かで、思い違いも多いので、そうなってしまいました。
でも、今日の方はよく覚えておりました。

初級コースの半分まで、行かれてたのですが、どうしても、私の指導についていけなかったそうです。
この方の入会動機は病院では治らない、ご自分の慢性的な症状を、取れるようになりたい、ということでした。
早く、覚えたい、それだけがレッスン中の頭には、こびりついてらしたようです。

当然、やり方は言われるとおりにされてましたが、何か、まだ、本当につかめてない、と思われてたそうです。
それは自分だけには、わかることですね。
何かに固執した状態では、頭の緊張は緩みません、又、私の言う事を難しく考えられて、ご自分なりの解釈にされますと。

それで、いろいろ考えられないように、1点だけの私の言葉だけで、一つの動作を15分していただき、功を奏しました。
その方の、性格的なもの、仕事の内容、症状の度合いなどをしっかり把握しないと、どんな事が得意か、何が苦手かにあわせてするのが、指導法以前に大事だと、改めて思いました。
彼女の場合は、すばやく頭を回転させトイレに行く間も、自由にならない、緊張の連続のようですから、その緊張が慢性化すれば、いつも、のどがつかえた感じや、お顔が、ぴりぴりしたり、引きつったり、まつげが折り込んだように、痛くなったりする、ことにまでもなりかねません。

こんな緊張のある方には、覚えようとするものを、排除し、その代わり、道理を頭で覚えるのではなく、理解だけしてもらうという方法がよかったようです。
おいでになったときは、後ろ首がとても、熱く冷えのぼせの状態でした。
でも、気功が終わった後、それは平常に戻ってました、それこそ、ご自分の呼吸法で、治すことができた証拠です。

工事現場にもこんな遊び心