今日の方は「まだ咳が止まらないので」とびわ葉温灸においでになりました。
前回のびわ葉温灸のあと、
「体の他の不調は取れたけれど、咳はまだ残っています」
ぜんそくの咳は、私の場合はっきり改善した方はあるのですが、何故かというとその原因がわかるからなんです。
原因のわからない、心当たりもない、風邪もひいてないのに咳が出るというのは
私にもその方の生活がわからないので判断しにくいのですが、
「唾液やホルモンの減少」「空気がエアコンなどで乾いて乾燥している」「夜口を開けて寝ている」「PMなどの大気汚染に体の免疫が落ちて防御出来ない」などいろいろ考えられますね。
今迄長い間来ていただいてますが、咳でお困りになったのは風邪の時だけだった気がします。
しかしそれもすぐ収まってたように記憶してます、1回のびわ葉温灸でも。
今回の咳は体から来たものではなく、自律神経の乱れからかもと思いました。
自律神経が狂うと、体液(中医学でいう津液)の流れがスムーズにいかず、関連しない部分にまで不調をもたらすことは多いようです。
びわ葉温灸がお好きな方ですので、気功する機会がなかったのですが、こんな場合は気功施術が良かったと思いました。
勿論びわ葉温灸でも効き目はあるのですが、自律神経においては、矢張り気功が確実のような気がします。
氣功での治り方は、びわ葉温灸のように体に刺激を与えませんから、気功をご存じない方はどこを施術されたかわからないかもしれませんね。
でも、もし咳がこれで止まらなかったら次こそ気功に変えて頂こうと思ってます。
こんな時期、自由に動けない、人との会話が制限される状態ですから、今までの環境が特に華やかで交流も多かった方にとっては、自律神経も乱れて当然だと思います。
それを挽回するには運動が最適だと思って、それもお願いしました。
お帰りになった後しばらくしてお礼メールがきました。「汗もいっぱい出て、とても気持ちよかったです、必ず良くなると確信しました」と心強い意思をお示しになりました。
そうです、それでいつものボタンのようにあでやかな姿に戻られたのです。