今日おいでになった方のお母様は85歳になられるそうです。
車イスも時間の問題で、身の回りの事もお手伝いされて出来てる状態と言われてました。
とても親孝行な方ですから、何とかもう少し元気になって欲しいと願われ、体を動かす事を一緒にされるそうですが、
筋力が弱くて、手を持ち上げるのさえ痛いと言われるそうです。

ずっとご実家に行かれるたびに、気功をしてあげてたとの事でした。
でも、いつまでも続けるより、気功を教えたほうがいい、と考えられ、手も上げられないほどですから、呼吸法がいいのかもときがつかれて、今度からそれをやってみる、と言われました。

高齢になると、病気ではなくても、長い間、体を動かさない生活をしてきてると、段々動くのが難しくなるようです。
動かなければ血行も気の流れも新陳代謝も悪くなりますね。
それが、今の高齢者の方の問題点では、と思います。
私も老人の域ですが、毎日室内にいる仕事ですから、その点を重視して過ごしています。

体もですが、気力も大幅に減退しますね、これはエネルギーが少なくなったからだと思います。
その証拠に気功施術をしたあとは、結構元気になられ、曲がった腰もまっすぐなられます。
なにより、笑顔になられ、ひとりでは歩けなかったのが、歩けて嬉しくてご機嫌になられます。

でも、残念な事に、入れたはずのエネルギーは、いつまでも持ちません。
それが切れると又入れないと、すぐ戻ってしまいます。
なので、エネルギーを消耗」しないようにするには、気功施術だけでなく、睡眠不足を改善し、小さい子供さんや元気のある方のそばにいるだけで、気は十分ではなくても減る度合いは少なくなります。
自然に、溶け込む生活をしてると、気は自然からももらえます。
確か昨年のブログに載せたと思うのですが、90過ぎの方が気の補充によく通われてました。

私の叔母も89歳ですが、家の事は最小限一人でやっていて、私が行くと「体を動かすのがきつくて」と言っております。
でも、この頃は週に2回ほど老人会みたいなのに行って、そこで習った指の運動などを私にみせます、すると私より上手に手が動くのです。

叔母はよく動いて、たくさんの身内の見送りをしてますので、最後の過ごし方も、その中から動けるのが幸せな事を感じ、自分で出来ることはしているのだと思います。


毎年見事に咲いてるハイビスカス、育てる方のお力でしょうね。